畳の上の家具は弊社で移動させ施工に当たりますが、お客様には細かな物や貴重品の整理をお願いします。
また、本棚の本はかなり重たいもので無理をすると家具が壊れてしまう恐れがあります。
少し出しておいてくださると助かります。
タンスはほとんどの場合そのままで動かしますが、引き出しのないロッカー型の大きなものも少し軽くしてくださると助かります。
お見積りの時にご相談ください。
弊社では畳の張り替えは、基本的に朝引き取り夕方納品ですので大丈夫です。
その日に施工できる畳数をお預かりしてきます。
畳数が多い時は数日間工期をいただきたいと思います。
一部屋でしたら畳のお引き取りに30分、納品に30分位です。
納品は夕方6時過ぎも対応できますから、お出かけの時間を調整できるのでしたら平日も可能です。
また弊社は土曜日祭日は営業いたしておりますから、その日をお早めにご指定ください。
まずはご相談ください。良い条件を考えましょう。
それは、畳が古くなってしまって畳表の表皮が剥けて付いてしまうからです。
4~5年以上お使いになると、畳表のイ草が乾燥して「柔軟性」がなくなり表皮が剥けやすくなってしまいます。
ここまでお使いになりますと、「表替え」もしくは「新規取り替え」の必要があるかも知れません。
まず、畳が古くなっているのではありませんか。
そして畳の下の床組も充分な強度かあるか心配です。
畳の下の床組も古くなると湿気や経年変化で当初の強度が保てなくなります。
これで凸凹している時は大工さん(工務店)にご相談ください。
畳が古くなって凸凹している時は「新規畳」に交換する時期です。
凸凹の和室では生活感も良くありませんし、畳表も長持ちしません。
お近くの畳店に相談して、一度畳を持ち上げて「診断」していただいてください。
床板が抜けることもありますから注意をしてください。
畳の表面は畳表で構成されています。
畳表のイ草も年々「枯れて」行きます。
枯れて行くに従って「もろく」なってしまいます。
そこで表替え等して新しい畳にしてから2~3年で「裏返し」をし、まだ使っていない畳表の裏面を使用することができます。
「裏返し」の済んだ畳は2年くらい使用したら「表替え」をして畳表を新規の物と交換します。
5年以上お使いになった畳は「裏返し」は難しいかも知れません。
畳床は張り替えの都度補修をすれば10年以上長くお使いいただけます。
お近くの畳店にご相談ください。
イ草に沿って丁寧に掃除機をお掛けください。
汚れのひどい所は「たわし」などで草に沿って汚れを浮かし「濡れ雑巾」で拭いて直ぐに「空拭き」をしてください。
風を通して早く乾かしましょう。
畳を長持ちさせるには、なるべく「箒(ほうき」をお使いになり、掃除機の回数を減らすと良いと思います。
少しくらいの物の「跡」は、その箇所へ霧吹きで数回ぬるま湯を噴霧してください。
半日くらいで小さなへこみは浮き上がります。
このとき霧水の量は畳表に直ぐにしみ込む程度にしてください。
溜まった水分は雑巾で除去してください。
多量の水分をそのまま放置すると黒く変色してしまいますから注意してください。
水を噴霧した後、きれいな布を置きアイロンを使われても良いです。
畳床まで影響があるような大きなへこみは、畳床の補修も必要でこの方法だけでは無理かも知れません。
敷かれても良いのですが、家具の下まで敷き込むのは良くないと思います。
それは、畳の上に敷物を敷き詰めてしまいますと、間にホコリやチリが溜まりそれらを餌にするダニが入り込むからです。
ですから、時々取り除いて下のお掃除ができるような物がよいと思います。
新しい畳表には、イ草を収穫保存する際に「泥染め」した時の「染土」が残っている時があります。
汚れではありません。
当社では、クリーナーをかけてから納品していますが、多少は残ってしまいます。
ご使用の前に「ぬるま湯を使い濡れ雑巾」で良く拭いてください。
イ草の方向に沿って拭かれると良いです。
また、「濡れ雑巾」を使われるのは最初の時だけにしておいて、普段は「空拭き」をしてください。
新しい天然の畳表には「染土」が残っています。
時として衣類に白く付いてしまうこともあります。
ですから、ぬるま湯で「濡れ雑巾」を使用していただきたいのですが、このとき「洗剤」等は使用しないでください。
化学薬品等を使用されますと草の葉緑素と化学反応を起こして、斑紋状に変色を起こしたりしますので、必ず「温めのさら湯」で雑巾を良く取り替えながら拭いてください。
少し大変ですが、最初の1回だけです。
普段は「空拭き」にしてください。
濡れ雑巾を多用しますとイ草の退色が早くなり黒っぽくなってしまいます。
通常ダニは肉眼ではなかなか見つけられません。
肉眼で動きが解るのはダニではありません。
いろいろな虫がおりますが私達の生活に関係深い虫に「チャタテムシ」がいます。
クリーム色をした2㎜位の虫で、別名「湿気虫」とも言われ「カビ」を餌にしています。
畳に限らず、通風の悪い所に置いた衣類・寝具・本やお菓子にも付きます。
この虫は刺したりはせず無害なのですが、放っておくとこの虫を餌にする「ツメダニ」の類が浸入することがありますから、「チャタテムシ」を見つけたら、どこか「カビ」の発生している所はないか、点検しましょう。
「虫」の特定をしたい時は、セロテープなどで虫を捕り、保健所等で相談されると解ります。
旅行から帰ったら、座布団の下にカビが発生していた・・・。
良く聞くお話です。
5月から9月頃まで、日本は高温多湿な雨期に入ります。
気温25度以上湿度70%以上・・・これはカビの一番好む環境なのです。
畳を新しくされた後二、三年は、カビを意識して防止してください。
住宅の中で畳は唯一の「生もの」です。
畳床の稲わらとインシュレーションボード、そして天然のイ草は「湿度の吸排出性」を備えております。
湿度の多い時は吸収して乾燥してくると排出するもので、お部屋の湿度のコントロールをしてくれて暮らしやすさにつながります。
しかし、夏場など湿度の多い日が続きますとその能力も飽和状態となり、何日間かお留守にしておられますと時としてカビの発生することがあります。
対処法としましては、先ず天気の良い時に窓を開け風を通してカビを乾燥させます。(直ぐに拭き取るのは、カビの胞子を畳の目の中に詰め込むことになるので避けます。)
扇風機やエアコンのドライをご利用されても良いです。
そしてカビを乾燥させた後、イ草の方向に沿って掃除機でカビを除去します。
根本からカビを退治するのには、掃除機をかけた後、「消毒用アルコール」で畳の表面を拭くと良いです。
このときお部屋の換気と火気には充分注意をしてください。
畳を外に出しての虫干しはなかなか大変な事です。
そこで、簡単にできる方法をお教えします。
天気の良い日に窓を開け、畳の片方を持ち上げて下にビンや空き缶などを置きます。
このようにして日中一日おくだけでも、畳の下まで風が入り湿気を飛ばすことができますし床板も乾きます。
扇風機を併用すると効果はさらに上がります。
窓を開けられない部屋や換気の期待できない部屋では、扇風機やエアコンのドライを利用されると良いでしょう。
梅雨時など湿気の多い日が続いた後は、天気の良い日を見て行ってください。
畳表のイ草は、お部屋の空気を浄化します。 イ草はストロー状の植物で表皮の中にスポンジ状のものが詰まっていて小さな穴が沢山あり弾力を生みます。
この様なイ草の構造が空気中の二酸化窒素ガスを吸着する作用があることが、東大工学部西村研究室の実験で判明しております。
また、畳床に使われている稲わらは空気中の水分の吸排出性を備えております。
お部屋の湿度が多くなると畳が吸収し乾燥してくると排出して、生活しやすい環境、湿度70%位を保ってくれます。
畳一帖で500㏄、六畳間なら3000㏄の能力があります。
ですから畳の部屋は暮らしやすいのです。
今、「炭」や「珪藻土」等天然素材の良さが見直されておりますが、「たたみ」は昔から貴方のそばにあって知らず知らずの内にお役にたっていたのです。
北九州市立大の森田准教授の研究によると、小中学生323人を対象に畳教室と普通教室とで算数の問題で30分間比較調査をしたところ、正解率はほぼ一緒であったが、集中力の持続効果は畳教室の方が高かった、ということが解りました。
これはイ草に含まれるバニリンやフィトンチッドなどの香り成分がリラックス効果を生むと考えられます。
「畳をきれいにしたら、ふすまが気になる。」「畳を張り替える前に壁をきれいにしたい。」...etc。
お困りの方、業者をお捜しの方、弊社が普段お付き合いしている「専門職」をご紹介いたします。
お気軽にご相談ください。